米国内で自殺が増加
9月 10, 2022 15:00 Asia/Tokyo
最新の調査の結果、アメリカでは過去10年間に比べて銃火器による自殺率が11%増加していることが明らかになりました。
アメリカでの暴力は他者に対するものばかりではなく、国内での自殺も増加させる結果となっています。
米NBCニュースによりますと、アメリカでは年間7000人が銃火器により自殺しています。
米銃管理機関の調査によりますと、米国内各都市において武器による自殺で死亡した人々の数は過去10年間で11%も増加しています。現在では平均して10都市中4都市が、1日あたり20人が自殺し、年間7,000人以上が死亡するような高い率となっています。
この統計によりますと、アメリカでは銃規正法が厳しい都市では銃による自殺率が、銃規制法が緩い都市の半分にとどまっていることが分かります。
アメリカの新聞ニューヨークタイムズは最近、国内での若者の間での自殺が危機的、破壊的な水準にあるとして、「自殺予防センターはもはや、この危機に対処するための十分な資金・人材面での力がない」と報じました。
銃管理機構の発表によりますと、自殺の多くを含むアメリカでの銃による死亡は、年間合計が2万4000人に上ります。
調査からはさらに、アメリカでは平均して1日に65人が銃による自殺で命を落としていることが判明しています。
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