米同時多発テロから21年
アメリカ同時多発テロから21年となった11日月曜、現場となったニューヨークなど各地で追悼式典が行われました。
ロイター通信によりますと、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地で行われた追悼式典では、飛行機がビルに衝突した時刻や、ビルが崩壊した時刻にあわせて鐘が鳴らされた後、黙祷が行われました。
また、雨が降る中、遺族が2人1組になり、交代しながら犠牲者一人一人の名前が読み上げられました。
式典に参加した遺族の1人は「夫だけでなく、すべての人を思い出すことが大切だと信じています。だから私は毎年式典に参加しています」と語っています。
なお、バイデン米大統領夫人のジル・バイデン氏はこの日、ペンシルベニア州で開かれた式典に、ハリス副大統領は夫とともにニューヨークの式典にそれぞれ参列しました。
さらにこの日に際してバイデン米大統領が、首都ワシントン近郊の国防総省で演説し、今も続くテロの脅威に「決して屈しない」と改めて表明しました。
2001年に起きたこの同時多発テロでは、国際テロ組織「アルカイダ」のメンバーが旅客機をハイジャックしてニューヨークの世界貿易センタービルに突入するなどし、日本人24人を含む2977人が犠牲となり、2万5000人以上が負傷しました。
さらに、今なお約1100人の身元はいまだ確認されていません。
アメリカ軍は今年7月、事件に関与した「アルカイダ」の指導者、ザワヒリ容疑者を殺害しています
この事件は史上最悪のテロ事件とされ、少なくとも100億ドルのインフラ被害・物的損害に加えて、長期にわたる健康被害の発生が報告されています。
またこの事件をきっかけに、アフガニスタン戦争が勃発しました。
事件から21年が経過し、当時を知らない世代も増える中、記憶の風化が懸念されています。



