Pars Today

ロシアのシュルギノフ・エネルギー相が、「エネルギー価格の上限を設定する相手に対し、我が国がガスや石油を販売することはない」と述べました。

アメリカ財務省は先日、ロシア産石油輸入に対する制裁がその上限価格設定適用後も続けられるとして、「ロシア産石油を高値で購入する企業は制裁を受けることになる」として脅迫しています。

イルナー通信によりますと、シュルギノフ氏は11日日曜、「我々は決して、（エネルギーを）市場価格以下や損失が出るかたちで販売しない。それは不可能なことだ。これは我々に対するカルテルまがいの陰謀である。我々は、そのような行為を絶対に許さない」と述べました。

主要7カ国（G7）の財務相らは9日金曜、ロシアから輸出される石油に対して上限価格を設定することで合意しました。

一方、ロシアはこの決定以前から、自国がこの上限価格を適用する国に対して石油を販売しないことを強調しています。

ロシアがウクライナでの「特殊軍事作戦」を開始した今年2月24日以降、アメリカを中心とする西側諸国は大規模な対ロシア制裁を課しましたが、これは世界でエネルギー価格上昇と大部分の生活必需品の高騰を引き起こしました。

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