製油所の廃棄物をガソリンに変える触媒がイランで開発
11月 06, 2024 16:49 Asia/Tokyo
イランの知識ベース企業が、2種類の触媒の製造により、製油所から排出された廃棄物をガソリン、ガスオイル、LPG などの製品に置換することに成功しました。
【ParsTodayイラン】この技術により、製油所でのエネルギー消費が節約され、石油化学部門の生産とこの業界の製品の販売収益の増大が可能になります。
イルナー通信によりますと、ナノ分野で活動するイランの知識ベース企業の研究者らが、FCC及びRFCCの2種類の流動層分解触媒の製造により、製油所で使用されなくなった産物をガソリン、ガスオイル、LPGなどの製品に置換することに成功しました。
この企業のフータン・ゴルドゥースト研究部長は、「数年間の研究開発を経て、我々はこれらの触媒を製造する技術的知識を獲得し、国産による触媒製造を達成した」と述べました。
ゴルドゥースト氏によると、これらの触媒は南西部フーゼスターン州アーバーダーンおよび、中部マルキャズィー州シャーザンドの製油所で装填・生産されており、イラン国内のニーズを100%カバーする能力を備えているということです。
また、「今回の開発と我々が持つ生産能力により、イラン国内で少なくとも毎年3000万〜4000万ドルが節約されることになる」としました。