プーチン大統領、「ロシアはウクライナの軍事、通信、エネルギー関連施設を攻撃」
10月 10, 2022 20:48 Asia/Tokyo
ロシアのプーチン大統領が、ロシア国防省の提案と参謀本部の計画に従い、ウクライナの軍事、通信、エネルギー関連施設に対して長距離精密兵器による集中攻撃を行ったと発表しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、プーチン大統領は10日月曜、「ロシア連邦領内でテロ行為を実行する試みが続く場合、対応は厳しく、そして脅威のレベルに合致したものとなる」と強調しています。
また、クリミア大橋での破壊工作をテロ行為だと指摘しています。
今月8日に発生したこの事件では、ロシア南部クラスノダール地方のタマン半島とクリミア半島をつなぐクリミア大橋の自動車専用道で貨物自動車が爆発し、大規模な火災が発生、自動車道路の一部が崩落しました。
プーチン大統領の話では、ウクライナの情報機関はロシアのクルスク原子力発電所に対してすでに3回テロ行為を実施しており、発電所の高圧の送電線を何度も損傷させているということです。
そして、ロシアの電力施設やガス輸送インフラに対してその他にも一連のテロが行われ、そこにはガス輸送システム「トルコストリーム」の1区画での爆破の試みも含まれるとされています。
さらにプーチン大統領は、ザポリージャ(ザポロジエ)原子力発電所に対する攻撃を「原子力テロ行為」だと指摘しました。
最後に結論として、「キエフ政権はその行動によって事実上、国際テロ組織、最も唾棄すべき集団と自分自身を同列に並べた。この種の犯罪を対応せずに放っておくことは、すでにただ不可能だ」と述べています。
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