ボレル上級代表、「欧州と西側は理想的などではない」(動画)
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ボレル上級代表
EUのボレル外務安全保障政策上級代表が、先日の人種主義的発言を釈明し、ヨーロッパや西側は理想的などではないとして、「一部の西側諸国は定期的に国際法に違反している」と述べました。
ボレル氏は先日、演説でのこの驚くべき人種主義的発言で、「ヨーロッパは1つの庭園である。諸君は、そのほかの世界が全く庭園たりえないことをよく知っているだろう。世界の大部分はジャングルであり、ジャングルは庭園を侵食する可能性がある。庭師は気をつけなければならない」としました。
ロシア・アルヨウムによりますと、ボレル氏は18日火曜、この発言を撤回しました。
ボレル氏は、ヨーロッパを庭園に、また周辺の世界をジャングルに喩えたことは人種主義的なものという意見を否定しながら、「ジャングル」語での自身の意図は、現在の世界における大国の政策強化や無法な行い・無秩序の増加にあったと説明しました。
同氏はまた、「ジャングル」に人種的・文化的・地理的な含みはなく、今日の世界ではウクライナを含めたいたるところにジャングルが存在しているとしました。
そして、今回の喩えを「ヨーロッパを中心に据えた植民地主義」への支持と受け取った人々に謝罪し、「私には、ヨーロッパや西側が理想的でも完璧でもなく、一部の西側諸国が定期的に国際法に違反しているということを理解するだけの、十分な経験と専門知識がある」と述べました。
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、ボレル氏の今回の表現を批判し、「庭園やジャングルといった喩えは、西側諸国に侵略や占領の権利を認める植民地主義的思考から来るものであり、全く容認できない。そのような時代はすでに終わり、世界は多極主義に入ろうとしているところだ。EUは現実を受け入れるべきである。さもなくば衰退・消滅の道を辿ることとなるだろう」と指摘しています。
ボレル氏の発言に対しては、イラン以外にもUAEアラブ首長国連邦やカタールなどの多くの国々やアラブ連盟が反応を示し、強く批判しました。


