ドイツ企業BASF、「欧州でのガスの価格は米のほぼ6倍に」
10月 31, 2022 21:02 Asia/Tokyo
ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社BASF(ビーエーエスエフ)は、同社の収入の減少にふれ、「ヨーロッパでのガス価格は、アメリカの6倍になっている」としました。
BASFのCEOは声明の中で、「今年第三四半期の当社の収入激減は、ヨーロッパでのガス価格の高騰が原因だ」としています。
同社は、経済成長の伸び悩みやエネルギー費用上昇への長期的対策として、コスト節約計画の実施に向かっている、としています。
BASFのCEOはまた、「ヨーロッパで供給されるガスの値段は米国内の5~6倍である」とし、「ヨーロッパにおける問題の多い現状により、国際舞台でのヨーロッパ製品の競争力は危険に晒されており、一刻も早く自社の消費構想を状況に適応させることを余儀なくされている」と語りました。
続けて、「ヨーロッパ各地にあるBASFの工場は、合わせて22億ドルを費やしてきた」とし、「今後、コスト節約のため、職員の一部の解雇を計画している」と述べました。