英で、エネルギー価格高騰受け公共簡易宿泊所開設
12月 22, 2022 18:07 Asia/Tokyo
イギリスでは、高いエネルギー料金を支払うことができない人々が多く出ていることから、寒い季節の到来にあわせて、公共簡易宿泊所が開設されました。
ヨーロッパは、ウクライナ戦争勃発を受けたエネルギー価格高騰により、これまでに約1兆ドルの損失を被っています。EUは、この危機が2023年まで続き、エネルギー価格高どまりの影響で、産業や家庭での問題も継続すると予測しています。
イギリスでも、ロシアからの石油やガスの輸入が減少したことで、かつてないほどエネルギー価格が上昇し、その結果、家庭におけるガス代や電気代が値上がりしました。
同国で公共簡易宿泊所のひとつを管理するエイミー・ジャクソン氏は、この件に関してインタビューで、 「昨今このような宿泊所が存在することには、本当に恥ずかしく思う。しかし残念ながら、それらは現実に存在する。英政府は、生活費高騰の危機によって影響を受けるすべての人を支援するために、このような宿泊所を運営しなくてはならない」と述べています。
イギリスの気温が氷点下まで下がり、雪も降りはじめる中で、エネルギー価格高騰とその代金を支払えない人々が出ていることから、このような宿泊所は、同国の全域で開設されています。