12月 28, 2022 19:17 Asia/Tokyo

メキシコのオブラドール大統領が、「米国は、移民へ非人道的に対応し、さらに自国の政治的利益のために彼らの痛みや必要性を悪用している」と非難しました。

米テキサス州のアボット知事は今月24日および25日、バイデン政権の移民政策に抗議するかたちで、移民を数台のバスに乗せて首都ワシントンにあるハリス副大統領の公邸近くまで移送しました。

運ばれた移民たちは、極寒の吹雪がアメリカの一部に深刻な影響を与えている気象状況の中、適切な防寒着もなしに夜の寒さの中に放り出されました。この中には、子どもや女性も含まれていたということです。

 

運ばれた移民たち

 

オブラドール大統領は、アボット知事のこの対処について遺憾の意を表明し、中米からの移民や密入国を防ぐために根本的解決策を講じるよう求めました。

また、極寒にもかかわらずワシントンのハリス氏公邸まで移民をバス移動させたことに対し、英語で「僧院長」の意味を持つアボット氏の姓にかけて「同氏は教会に行ったり聖書を読んだりするかもしれないが、実際(の行動において)は、非常に非人道的、かつ反キリスト教的である」と述べました。

そして、アボット知事のようなアメリカの反移民派や保守派を批判しながら、彼らが「移民恐怖症」と「政治的利益」のために、人々の痛みや必要性を悪用していることを強調しました。

 


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