英が、スパイ活動行っていた二重国籍のイラン人処刑を批判
(last modified Sat, 14 Jan 2023 11:54:13 GMT )
1月 14, 2023 20:54 Asia/Tokyo

イギリスのスナク首相が、イランに対する介入的な発言の中で、スパイ活動を行っていたイランとイギリスの二重国籍者の処刑を、「無情かつ小心的な行為」だとしました。

イギリスのスナク首相のツイッター投稿

 

イルナー通信によりますと、スナク首相は14日土曜、ツイッターにおいて、イギリスのためのスパイ活動を行っていたアリーレザー・アクバリー死刑囚の刑の執行に反応を示し、この死刑執行が懲罰なしに済むことはないと主張しました。

また、数時間前にはイギリスのクレバリー外相も、イラン内政に干渉する発言を続ける中で、治安を脅かした罪でイランで起訴された被告の1人に対する死刑判決に再度反応を示し、その執行を止めるように求めながら、「イラン政府は、我々がアリーレザー・アクバリー氏の事件をすぐ近くで注意深く追っていることを知るべきだ」と主張しました。

同外相は、11日水曜に発表した声明でも、「イランは、イギリスの国籍も持つアリーレザー・アクバリー氏の処刑を中止し、即刻釈放しなければならない」と主張していました。

イラン司法府は14日土曜、「イランとイギリスの二重国籍者であるアリーレザー・アクバリー死刑囚は、腐敗の拡散および、イラン内外の安全保障に反する情報漏洩を様々な方法で行った罪で死刑が執行された」と発表しました。

判決文によれば、同死刑囚が過去数年間にわたり行ってきた国内外の安全に反する犯罪行為には、イギリスのためのスパイ活動、イギリス秘密情報部(通称:MI6)との接触、さまざまな国における敵側諜報員との多岐にわたる会談を長期間に繰り返すなどが挙げられ、これらの行為はイランの公の秩序に対し、広範囲で深刻な混乱をもたらしたとされています。

 


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