北朝鮮が、弾道ミサイル2発を発射

アメリカと韓国の軍事筋によりますと、北朝鮮が東部の沿岸から、中距離弾道ミサイル2発を発射したようだということです。

プレスＴＶによりますと、韓国軍合同参謀本部は、22日水曜、「北朝鮮が、東部のウォンサン付近から、22日午前5時58分ごろ、ミサイル『ムスダン』を発射したが、失敗したようだ」と発表しました。

アメリカ軍の関係者も、この実験が行われたことを確認しました。

韓国のある筋によりますと、ムスダンと見られる2発目のミサイルも発射されましたが、それが成功したか否かについては確認されていないということです。

これ以前に、北朝鮮がミサイル実験を行う兆候が見られたため、日本政府が自衛隊に破壊措置命令を出したことが伝えられていました。

北朝鮮の弾道ミサイル「ムスダン」の射程は3000キロから4000キロとされ、韓国と日本の上空を超え、グアムのアメリカ軍基地を射程圏内におさめることができます。

北朝鮮が保有するミサイル「ムスダン」の数は、50発と見られています。