米モデルナ、コロナワクチン供給めぐり中国と協議
1月 19, 2023 17:27 Asia/Tokyo
米バイオ医薬品大手モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)が、中国への新型コロナウイルスのワクチン供給で積極的に議論していることを明らかにしました。
ロイター通信がスイス・ダボスから報じたところによりますと、バンセルCEOは18日水曜、WEF世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)で、「生産工場やがん治療薬などについても中国側と協議している」と語っています。
また、「医療の観点で中国政府にどのようなニーズがあるか、われわれがどのように中国政府を支援することができるかということを理解したい」と説明するとともに、「今年中国を訪問することを望んでいる」としました。
中国では国内製のコロナワクチン接種が行われていますが、政府が厳しいコロナ規制を解除した後、コロナ感染は急拡大しています。
中国製のコロナワクチンは不活化ワクチンに分類されるワクチンで、モデルナやファイザーなどが開発するメッセンジャーRNA技術に基づいていない、ということです。
一方で、モデルナ製ワクチンをはじめとする一部のワクチンは、日本をはじめとする複数の国で一連の副作用例が報告されており、一部で批判されています。