IOC、ロシア・ベラルーシ選手の復帰検討へ

IOC国際オリンピック委員会が、ロシアとベラルーシの国際大会への復帰への道筋が検討されるべきだとしました。

フランス通信によりますと、プレスリリースを出したIOCは25日水曜、ウクライナ戦争の影響で国際大会から除外されているロシアとベラルーシの選手について、来年のパリ五輪への参加を認める道筋が「さらに検討されるべきだ」と発表しました。

また、「いかなる選手も、単に国籍を理由に競技参加を妨げられるべきではない」との見解を示し、「厳格な条件の下で選手が大会に参加できる道筋が、さらに検討されるべきだ」と表明しました。

会議の出席者の大多数も、ロシアとベラルーシの選手の復帰検討を支持しているということです。

さらに、ロシアとベラルーシの選手をアジアでの競技会に出場できるようにするというOCAアジア・オリンピック評議会からの提案については「歓迎し、評価する」としました。

一方で、ウクライナ側は両国の出場禁止を求めています。

ロシアのウクライナ特殊軍事作戦を受け、IOCは昨年2月、ロシアとウクライナの選手の除外を各国際競技団体に勧告しました。

大半の団体がIOCの勧告に従っていた中で、両国選手のパリ五輪参加が懸案になっています。

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