フランス・パリで労働法改正デモの実施が禁止

フランス・パリで、労働法改正に対する抗議デモの実施が禁止されました。

フランス通信によりますと、パリの市警は22日水曜、23日木曜のデモ実施の許可を出さないとしました。

労働法改正に抗議する人々は、同国の7つの労働組合の呼びかけにより、23日、パリで大規模な抗議集会を行う予定でした。

フランスの労働組合はこの警察の決定に反発し、警察に対し、代替案を提示するよう求めましたが、警察はデモの禁止以外の選択肢はないとしました。

フランスのヴァルス首相は、最近、抗議者に対し、サッカーの欧州選手権ＥＵＲＯ２０１６の開催に注目し、混乱を阻止するために、デモ実施を避けるよう求めましたが、労働組合は、この要請に応えず、6月23日と28日にデモを行うとしました。

フランスでは、今年3月末から労働法改正に対する抗議運動は行われています。