3月 06, 2023 20:43 Asia/Tokyo

国際原子力機関IAEA理事会34回定例会議が、35の理事国の参加によりオーストリア・ウィーンで始まりました。

イルナー通信が6日月曜、報じたところによりますと、今回の会議は10日金曜まで継続される予定で、核問題IAEAの執行問題といった様々なテーマが検討課題となっています。

 

同会議への参加者は、原子力の安全、核科学技術の応用、北朝鮮での保障措置の機能、シリアでの保障措置協定の実施検証、ウクライナでの原子力の安全性、イギリス、アメリカ、オーストラリアの3カ国による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)といった問題について協議を行うことになっています。

また、この会議でのもう1つの検討課題としてイランの核活動、核合意及び、国連安保理決議2231に基づくイランの核活動に対する実態調査が挙げられます

IAEA理事会定例会議が始まった一方、イランがウラン濃縮の濃度を核兵器製造可能レベル近くにまで高めたとする主張をめぐっての、西側諸国による挑発行為は失敗しています。

イランは、米国が一方的に核合意から離脱し、ヨーロッパの当事国によるこの合意での約束不履行が確認されてから2年後、双方による合意の取り決め履行程度の均衡を維持するため、IAEAの監視のもと、段階的に自国の一部責務を縮小するなどの措置をとっています。

イランの政府関係者はこれまで再三にわたり、「わが国のこれまでの措置を本来の状態に戻す可能性があるが、これは相手側の責務履行が条件である」と強調しています。

 


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