3月 08, 2023 15:58 Asia/Tokyo
  • 永世中立国スイスのアラン・ベルセ大統領
    永世中立国スイスのアラン・ベルセ大統領

永世中立国スイスのアラン・ベルセ大統領が、引き続きウクライナ向けの同国製武器再輸出を認めない方針を明らかにしました。

フランス通信によりますと、ベルセ大統領は7日火曜、国連会合に出席した際、記者団に対し、第三国に輸出した同国製兵器のウクライナ向け再輸出を認めない方針を維持すると表明しました。

ベルセ氏は、兵器の再輸出は法的に「不可能だ」と言明し、「政府や連邦議会は法的枠組みを維持すべきであり、その枠組み内で対応したいと考えている」と語っています。

スイスは、ウクライナとその支援国から圧力を受けていますが、第三国が保有するスイス製兵器のウクライナ向け再輸出を認めています。

なお、これまでにドイツやスペイン、デンマークから正式要請があったということです。

スイス議会では再輸出規制の緩和に向けた協議が行われていますが、何らかの決定がなされるのは数か月先の見通しです。

昨年2月24日にウクライナ戦争が勃発して以来、アメリカをはじめとする西側諸国は、この戦争の早期終結を目的としウクライナに膨大な軍事支援を行ってきましたが、これは皮肉にも戦争の長期化を招いています。

 


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