過去7年間に、2万5000人の難民が渡欧途中に死亡
3月 09, 2023 19:17 Asia/Tokyo
複数のメディアが、2014年以来現在までに2万5000人もの難民がヨーロッパに渡る途中で溺死したと報じました。
自国内での情勢不安・騒乱や戦争から避難する移民らは、目的地で更なる弾圧に遭遇しています。
イラン国営衛星放送プレスTVによりますと、複数の人権団体のデータでは2014年以降現在までに、2万5000人の難民が小船でEU諸国に到達するまでの途中で死亡しているということです。
昨年中にEU圏内に到着した難民の数は、9万6000人に達しました。
現在、欧州諸国はウクライナからの移民を歓迎している一方で、他国からの難民希望者を拒絶していることから、二重基準および人種差別だとして非難されてきました。
イギリス政府は、来週発表される可能性の高い新たな法案の可決により、小船で英仏海峡ラ・マンシュ海峡を渡る移民を押しとどめることを計画しています。
新法案によれば、小船で英仏海峡を渡る者はすべて、亡命・難民申請を拒絶されるとともに、英入国を永久に禁止されます。
国連は、この法案を明らかな難民条約違反だとしており、人権活動家もまた、この措置はモラルに反するもので奏功しないと述べています。