エジプトで羊の頭のミイラ2000個発見、ラムセス2世への供物
(last modified Mon, 27 Mar 2023 09:59:46 GMT )
3月 27, 2023 18:59 Asia/Tokyo
  • エジプトで羊の頭のミイラ2000個発見
    エジプトで羊の頭のミイラ2000個発見

エジプトで、羊の頭のミイラ2000個が発見されました。

フランス通信によりますと、エジプト観光・考古省は26日日曜、紀元前1304年から1237年まで約70年にわたりエジプトを統治したラムセス2世の神殿に供物としてささげられた2000頭分の羊の頭のミイラが、同国南部アビドスにて米考古学チームにより発見されたと発表しました。

発掘したのは米ニューヨーク大学のチームで、このほかにイヌやヤギ、ウシ、ガゼル、マングースのミイラも出土しました。

米チームの代表サメフ・イスカンダル氏によると、羊の頭は「供物」で、「ラムセス2世の死後1000年を記念する儀式が行われた」ことを示しています。

同チームは他にも、約4000年前に建造された厚さ5メートルの壁がある宮殿の一部を発見しました。

さらに、複数の像やパピルス、古代に生えていた木、革製の服や靴も見つかっています。

アビドスは首都カイロから南に435キロ離れたナイル川沿いに位置し、古代の神殿や墓が多数あることで知られています。

 


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