ボルトン元米大統領補佐官が、韓国への核兵器配備を要請
4月 26, 2023 14:44 Asia/Tokyo
トランプ前米政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたジョン・ボルトン氏が、韓国領内にアメリカの核兵器を配備することを求めました。
イルナー通信によりますと、ボルトン氏は韓国のシンクタンク「THE ASAN FORUM」(アサン政策研究院)主催のワークショップの傍らで、韓国領内へのアメリカの戦闘用核兵器再配備を、韓国にとって安心を与え、北朝鮮へ警告する戦略だとしました。
ボルトン氏はまた、「韓国領内への核兵器の再配備は、韓国の抑止力強化に向けた我々の意思・決断の明白なしるしである」と語りました。
こうした中、ユン・ソクヨル韓国大統領は同国民の多くの反対をよそに訪米し、バイデン米大統領と会談しています。
韓国市民は24日月曜、ソウル市内にある同国大統領府前でユン大統領の訪米に反対する抗議デモを実施しました。
韓国当局がユン大統領の訪米に対する北朝鮮の反発の可能性を恐れていることは注目すべきことです。クォン・ヨンセ統一大臣は今月22日、ユン大統領の訪米をめぐる北朝鮮の激しい挑発行為は十分ありえる、との見解を示していました。
米国が韓国に初めて核兵器を配備したのは1958年のことでした。しかし、それから数十年が経過した1991年に、アメリカはこれらの兵器を韓国領内から撤去しました。