バイデン大統領;「北朝鮮の核攻撃あれば核兵器での反撃を約束」
4月 27, 2023 19:55 Asia/Tokyo
ジョー・バイデン米大統領がユン・ソクヨル韓国大統領と会談し、「北朝鮮の核攻撃があれば、核兵器を含む全手段での反撃を約束する」としました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、米国を訪れているユン・大統領は26日水曜、米ワシントンでバイデン米大統領と会談し、北朝鮮からの核攻撃があった場合、核戦力を含むすべての手段で反撃することを確認しました。
ユン大統領は会談後の記者会見で、北朝鮮に対する新しい拡大抑止で合意したと明かし、「両国は北朝鮮からの核攻撃があった場合、直ちに両大統領による協議を行う。そして、米国の核兵器を含む米韓同盟の全ての力を使い、迅速に断固とした反撃をすると約束した」と表明しています。
一方、バイデン大統領も「米国や同盟国、パートナー国に対する北朝鮮による核攻撃は容認できず、その結果は北朝鮮の体制の終焉となる。我々はそうした行動をとる」としています。
また、両者は新しい拡大抑止を実現するための「核協議部会」を設置することでも合意しました。
ちなみに、RECNA長崎大核兵器廃絶研究センターが最近まとめた報告書によりますと、米が北朝鮮の核ミサイル施設に先制攻撃を行ったシナリオでは210万人が、また北朝鮮が米国に先制攻撃する場合は最大で4.7万人が死亡すると予測されています。