May 07, 2023 18:39 Asia/Tokyo

イギリスで6日土曜、チャールズ3世新国王の戴冠式の開催と同時に、王室反対派が首都ロンドンや他の都市でデモを行いました。

英王室反対派が抗議デモ

 

先だって崩御したエリザベス2世の長男で、ウィンザー家のチャールズ3世が6日土曜に新英国王として戴冠しました。

チャールズ3世は、エリザベス女王の死後、2022年9月から正式に国王に即位しましたが、長年の伝統にそって戴冠式を数か月先に延期していました。

国際通信イランプレスによりますと、ロンドンでは市民らが大規模な王室反対の抗議行動に参加し、「英王政は非民主的で人種差別的なシステムであり、公民に承認されておらず、莫大な費用がかかるとともに、虐殺と人種差別の時代を彷彿とさせるものである」と強調しました。

また、英国民が戴冠式の費用を払うべきではないと強調し、「英国民は王室の人々の行動を嫌っている」と訴えました。

 

数万人のスコットランド独立派

 

また、数万人のスコットランド独立派も同日、スコットランド元首相でありアルバ党首であるアレックス・サモンド氏の主導によりデモを開催し、同国グラスゴー市内の街頭でイギリスからの独立を支持するスローガンを連呼しました。

スコットランド独立行進の主催者は、2万人以上が参加したと発表しました。

イギリス王室は長い歴史を持つにもかかわらず、さまざまな理由から、ここ数十年で日増しに高まる反対を受けています。

これらの事例の中には、王室メンバーのスキャンダルや複数の離婚の発生、訓令から争議および戴冠式などにかかる王室の莫大な費用、および彼らの給与が政府予算からまかなわれていることが挙げられます。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ