米ハワイ先住民;「米軍こそが侵略者」、島と聖地攻撃され燃料で飲料水汚染
(last modified Tue, 09 May 2023 10:27:27 GMT )
May 09, 2023 19:27 Asia/Tokyo
  • ハワイと沖縄の先住民同士の連帯を訴えるダニ・エスピリツさん
    ハワイと沖縄の先住民同士の連帯を訴えるダニ・エスピリツさん

かつて独立王国だった米ハワイの先住民らが、「米軍こそ侵略者」との見解を表明しました。

沖縄の地元紙・沖縄タイムスが9日火曜、報じたところによりますと、ハワイの市民グループ「オアフの水を守る者たち」のメンバーである先住民のダニ・エスピリツさんは、「雨は20年かけて帯水層に至り、染み出して泉になり、川の源流になり、海に注ぐ。帯水層に起きることは島全体と、私たちの農業に影響する」と述べています。

ダニさんはまた、レッドヒルのさらに地下に横たわる帯水層の大切さを訴える生徒向けのプログラムも作っています。

この団体は2021年10月、米海軍レッドヒル地下貯油施設の危険性を訴えるために設立されました。

そのわずか1カ月後に懸念が最悪の形で現実となり、燃料漏れで、9万3千人分の飲料水が汚染されました。

以来、この団体は施設の即時閉鎖を要求し、米軍の責任を追及する抗議行動を重ね、同年12月には、州政府庁舎の周辺で人々が地面に身を投げ出し、汚染による死の恐怖を表現する「ダイ・イン」を実施しました。

 


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