May 13, 2023 17:13 Asia/Tokyo
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イギリスの週刊誌が、ヨーロッパでエネルギー価格が高騰したことにより、昨年冬の死亡者が新型コロナウイルス感染症の死亡者を上回った可能性があるとしました。

ヨーロッパでは、エネルギー危機により、多くの人が命を落としたほか、数百万人が職を失っており、ウクライナ戦争とそれに続く対ロシア制裁の影響が、他のどの場所よりも現れていると見られます。

イギリスの週刊誌・エコノミストは記事の中で、ヨーロッパで昨冬、エネルギー高騰による死亡者数が予想よりも多くなり、新型コロナウイルス感染症による死亡者数を上回った可能性があるとしました。

同誌は、「様々な統計によれば、ヨーロッパ28カ国における2022年11月から2023年2月の超過死亡者数は14万9000人であり、2021年11月から2022年2月の期間より多くなった」と伝えました。このうち、コロナ感染による死亡者はおよそ6万人と見られるということです。

エコノミストは昨年11月にも、電気料金の上昇により冬の超過死亡者数が2万2000人から13万8000人になると予想していましたが、ほぼこの通りとなりました。

同誌の記事はさらに、ヨーロッパ諸国の中で死亡者がもっとも多かった国々では、燃料費増加率も最も高かったとしました。

 


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