NYの地下鉄で黒人男性死亡、被告支援募金2億円へ
(last modified Mon, 15 May 2023 10:19:06 GMT )
May 15, 2023 19:19 Asia/Tokyo

米ニューヨークで、地下鉄車内で黒人男性が殺害された事件をめぐり、被告を支援するためのクラウドファンディングでこれまでに160万ドル(約2億1,800万円)以上が集まっていることが判明されました。

極右団体が利用していることで知られるオンライン募金サイトでクラウドファンディングが行われています。

弁護を担当する法律事務所レイザー・アンド・ケニフは、被告を支援する募金ページを設けました。使用された募金サイト「ギブセンドゴー」は、他のクラウドファンディングサイトの規約に違反する極右団体や白人至上主義団体が主催する募金キャンペーンを許可していることで知られています。

多くの人権団体や政治家は、ニーリーさんの殺害を非難するとともに横断幕を掲げてこれに関する正義の実施を求めました。一方で、共和党のロン・デサンティス・フロリダ州知事はソーシャルメディアにペニー被告の行動を擁護するメッセージを投稿しました。

今月1日、ニューヨーク市内の地下鉄の車内で、黒人男性ジョーダン・ニーリーさん(30)が、白人男性に首を押さえつけられて死亡しました。

米メディアに公開された動画には、24歳の米海兵隊員とされる男がごく冷静な状態で、車内に倒れもがいているニーリーさんの首の辺りを数分間に渡り押さえつけ、ほか2名が彼の足を捕まえている様子が映っています。

アメリカの報道各社は、ニーリーさんは2007年に母親が亡くなった後、重度の精神的うつ病に苦しみ、病気の悪化に伴いほとんどの時間を地下鉄で過ごし、乗客に金銭や食べ物を求めていたと報じています。

 


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