ロシア国防省、「パトリオット防空システムを上空から破壊」

米国製の防空ミサイルシステム「パトリオット」が、ロシアの極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載した戦闘機「MiG-31K」によって破壊されました。

ロシアのスプートニク通信が伝えたところによりますと、ロシア国防省は16日、パトリオットがキンジャールによって破壊されたと報告しました。

情報筋によれば、「実際のところ、米国のパトリオットは突然、飛行速度が非常に速いキンジャールによって空からの待ち伏せ攻撃を受けた。敵の戦闘部隊はパトリオットの防御に関して何もできなかった」ということです。

同筋はまた、キンジャールの速度特性は、ウクライナ領内の軍事施設に数分で到達できるため、パトリオットのような兵器は、キンジャール発射後に位置を変える時間や再装填するための時間がないと説明しました。

一方、ウクライナ軍側は、パトリオットの破壊についてコメントしていません。

米CNNが米国の代表者の言葉を引用して伝えたところによれば、パトリオットは「損傷」しており、現在は米軍が運用を停止させるか、あるいはウクライナ側に修理をさせて引き続き運用させるかを検討するとされています。

米国防総省は9日、ウクライナ軍がパトリオットを用いてキンジャールの撃墜に成功したと発表しましたが、ロシア国防省はこの発表を否定していました。

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