米ノースカロライナ州で、運転手と乗客が路線バス車内で撃ち合い、２人負傷　

米ノースカロライナ州シャーロットを走るバスの車内で、運転手と同乗者の男性が発砲し、双方が負傷する事故がありました。

２４日水曜、シャーロット地区運輸局は発表したところによると、乗客のオマリ・トバイアス容疑者はバスの走行中に立ち上がり、運転手に停留所以外の場所で降ろすよう求めました。

運転手のデービッド・フラードはトバイアスに次のバス停まで待たなければならないと言いました。約2分間のやりとりの後、トバイアスは銃を取り出し、運転手に向けました。

このとき、運転手も銃を取り出し、互いに発砲しました。バス会社の広報担当者は、27日水曜の時点で誰が最初に発砲したかは不明だと述べました。

運輸局によると、フラード運転手は腕を、トビアスさんは腹部を撃たれましたた。

フラード運転手もトバイアス容疑者も容体は安定しており、回復する見込みです。ほかの２人の乗客にけがはありませんでした。

公式統計によりますと、米国内にはおよそ２億７０００万から３億丁の銃器が出回っています。

これは国民一人当たりほぼ１丁の武器を持っている計算になります。

全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。

しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。

米での最新の世論調査によれば、同国でアメリカ人5人に1人が銃による脅迫または暴力を経験しています。

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