米ニューヨークの大気質指数が急上昇

カナダ東部で森林火災が続いたことにより、アメリカ・ニューヨーク市のAQI大気質指数は一時、前例のないレベルにまで上昇しました。

空気質関係の事業を行うスイスの企業「IQAir」のホームページによりますと、ニューヨーク市のAQIは今月7日に167となり、インドの首都ニューデリーに次いで世界で2番目に高い数値となりました。

ニューヨーク州環境保護保健局およびニューヨーク市保険局はこれを受けて、同市の複数の地区に対して大気汚染勧告を出したほか、健康対策ガイドラインを発表して措置を取るよう人々に呼び掛けました。

このようなガイドラインは、AQIが100を超えて大気汚染が健康に影響を与える可能性がある場合に発表されます。

カナダでの森林火災は、ニューヨーク以外にもアメリカ各地に影響がおよび、同国の17州およびボルチモア、ボストン、ミネアポリス、ローリー、セントルイスなどの各都市でも警告が発令されました。

複数の報道によれば、森林火災の起きたカナダ・ケベック州には、救援のためフランスおよびアメリカから消防士200名が向かっているということです。

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