テロ組織MKOの本質;テロと武力行為によるアプローチ
(last modified Thu, 22 Jun 2023 08:34:17 GMT )
6月 22, 2023 17:34 Asia/Tokyo

アルバニア警察が、国内にある反イラン・テロ組織、MKOモナーフェギンの本部を、同国裁判所の命令に基づき攻撃しました。

アルバニア警察は20日火曜、首都ティラナと港湾都市ドゥラスの間に位置する、厳重に警備されたMKO拠点の「キャンプ・アシュラフ3」を、汚職・組織犯罪関連特別法に基づく裁判所命令に従って攻撃しました。

アルバニア内務省は発表の中で、テロ組織MKOが同国と以前に結んだ合意に従わなかったことが今回の措置の理由である、警察の捜索も法に則ったものだったと強調しました。

一方、イラン外務省のキャンアーニー報道官は今回の出来事を受けて、「MKOは、テロリストというその本質のため、自身の拠点とする場所の安全を常に脅かすことになる。そのために、(アルバニアの前にMKOが拠点を置いていた)イラクの政府もMKOを国外へ追放し、他の国々の政府も彼らの受け入れを拒んだ」と指摘しています。

イラン・イスラム革命の勝利とその後に続いた出来事は、多くの個人や集団の真の姿を明らかにさせました。 そのような集団の一つがMKOというテロ組織です。MKOは、民衆の注目を集められなかったために暴力行為に走り、多くの一般人や革命活動家を殉教させました。

MKOはさらに、イランの無辜の市民や国会議員・政府高官・軍高官などの当局者を、1万7000人以上殉教させています。

このテロ組織は、イラン・イスラム革命が勝利を収めた1979年以降、テロや武力行為というアプローチによって大規模な犯罪を行い、多くの人々を殺害しました。

アメリカフランスなどの支援を受けるMKOがこれまでに行ってきたテロ犯罪には、1981年6月28日のイスラム共和党事務所爆破、1981年8月30日のイラン首相事務所爆破、1988年7月の当時MKO本部があったイラクからの武装攻撃、1992年4月の13カ国におけるイラン大使館・領事館同時襲撃、一般人26人が殉教した1994年6月20日のマシュハド・イマームレザー廟爆破などが挙げられます。

 


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