Pars Today

イギリスで、生活費高騰により児童・生徒らの心身の健康が危機にさらされています。

イギリスの保健師・学校看護師協会および歯科医師会の調査結果によれば、同国の児童・生徒の栄養状態が悪化しており、その成長が妨げられていることが分かりました。

イギリスでのインフレ率上昇により、虫歯の治療ができない児童・生徒の数も増加しているということです。

英紙ガーディアンは、学校の保健衛生担当者の言葉を引用し、「国内では、空腹のために校内で気を失い、救急車で運ばれる貧しい児童・生徒も多くいる」と伝えています。

保健師・学校看護師協会のシャロン・ホワイト会長はこれに関連し、「私たちの関わる児童・生徒らが、飢えや不安・動揺から家族の食べ物を確保するために犯罪に手を染めていると言っても、（現状の説明としては）決して過言ではない」としています。

イギリスおよび多くの欧州諸国では、ウクライナ戦争および西側の対ロシア制裁発動によって、インフレ率が上昇しました。イギリスの食料品インフレ率は現在、この45年間で最高の水準に達しています。

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