仏の一部都市で夜間戒厳令
7月 03, 2023 16:48 Asia/Tokyo
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フランスでの抗議活動
フランスで抗議活動が続く中、同国の一部の都市の市長らが夜間外出禁止令を発動しました。
ファールス通信によりますと、フランスの複数都市の一部区域で、大規模な抗議活動の継続を受けて夜間外出禁止令が敷かれました。
一部情報筋は、フランス北部の少なくとも10の都市・地域に戒厳令が敷かれたと報じています。

ニュースサイト・マドラストリビューによりますと、フランス首都パリ北西部近郊のコロンブでは、現地時間2日日曜から夜間戒厳令が敷かれ、普段は大勢の人々でにぎわうこの地域のレストランやカフェは休業などで閑散となりました。
コロンブ市長は、戒厳令が今月1日夜から始められ、少なくとも4日火曜まで続くことを明らかにしました。なお、この規制は毎晩22時から翌朝6時までとなります。
この報告によれば、この地域の他の街区でも市長により同様の規制が敷かれているということです。

エマニュエル・マクロン仏大統領は、国内で広がる抗議活動に関する最新の声明の中で、閣僚に対し、国内に秩序と平和を取り戻すために全力を尽くし、あらゆる措置を講じるよう求めました。
先月27日に17歳の少年が殺害されたというニュースが広まったことで、フランスの地方都市では抗議活動が起き、激怒したデモ参加者が官公庁の建物や街頭の車に放火するなどしました。混乱は同国の他の都市や地域にも広がり、現在まで続いています。
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