7月 10, 2023 20:23 Asia/Tokyo

イエレン米国財務長官が中国訪問中、同国の副首相に少なくとも3回敬礼したのに対し、中国当局者は全く返礼を示さなかったことが明らかになりました。

米紙ニューヨーク・ポストは、「ジャネット・イエレン米財務長官の中国訪問中の外交面でのミスは米国の弱さの表れである」と報じています。

ロイター通信が公開したビデオでは、イエレン氏は4日間の中国訪問の2日目、バイデン政権の経済担当高官として中国の何立峰副首相と握手しながら少なくとも3回敬礼しています。もしこの中国当局者が背筋を伸ばして立ち、さらに後ろに下がると、微笑むイエレン氏が腰をかがめる余地がさらに広がることになります。

ジョージ・W・ブッシュ政権時代にホワイトハウスの上級参謀を務めたブラッドリー・ブレークマン氏はニューヨークポスト紙に対し、「アメリカの政府高官が敬礼することは絶対に、断じてない。このことは、イエレン氏が呼び出されたようなもので、まさに中国が好むイメージだ」と語りました。

また、米ニューヨーク大学名誉教授で中国の法律と政治を専門とするジェローム・コーエン氏は、「お辞儀は受け入れられる儀礼の一部ではない」と述べました。

数分後、76歳のイエレン氏は演説の中で「何」という名前のスペルを間違え、「胡副首相」と発言しました。

イエレン米財務長官は今月6日に北京に到着した際、中国側の冷たい対応を受けました。

つい最近まで、ブリンケン米国務長官が中国の習近平国家主席とどのように接してきたかがネット上でユーザーらの話題となっていました。

 


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