グアンタナモ収容所で米が人権侵害

アメリカがキューバに設置したグアンタナモ収容所では、収容者が長期間の拘留や職員からの拷問に苦しめられています。

中国の新華社通信によりますと、国連特別報告者のFionnuala Ní Aoláin氏は今年6月にグアンタナモ収容所を視察した後、米軍が同収容所で行う収容者への「残虐かつ非人道的な扱い」を批判しました。

グアンタナモ収容所は、テロ容疑で拘束された者を収容するためにアメリカが世界中に設置した、いわゆる「後ろ暗い施設」の1つです。

アメリカは長年にわたり、少なくとも54の国・地域において秘密裏に拘束者用の収容所を設置してきました。

同国はこれらの収容所を、人権関連法などの目をかいくぐる「テロ容疑者の尋問場所」として使用しています。

グアンタナモ収容所の現状は、合計780人の拘留者のうち裁判を受けた者がは20人に届かず、相当な人数が正式な法の裁きも受けられないままに、長期にわたる収容や拷問に苦しんでいるというものなのです。

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