ブルキナファソとマリが、ニジェールに戦闘機を派遣
8月 19, 2023 20:47 Asia/Tokyo
軍事クーデターが起きたニジェールへの軍事介入の可能が高まる中、同国のメディアが隣国のブルキナファソとマリがニジェールに戦闘機を派遣したと報じました。
先月26日、ニジェールの大統領警護隊は、親仏派のバズム大統領を拘束し、一方的にその職から解任しました。
今月1日、ECOWAS・西アフリカ諸国経済共同体は、ニジェールのクーデター勢力に対し、7日以内にバズム前大統領を復任させなければ、軍事介入すると警告しましたが、クーデター勢力はこれを無視しました。
イルナー通信によりますと、この6ヶ月間で軍事クーデターが発生したマリとブルキナファソの軍事政権は共同声明を出し、ニジェールへの軍事介入があった場合、「われわれへの宣戦布告と見なす」としました。
この両国は今月9日にも、声明の中で、国連に対しニジェールに対する軍事的措置を阻止するよう求めています。
こうした中、ECOWAS・西アフリカ諸国経済共同体安全保障委員会のムサ委員長は18日夜、ニジェールへの軍事介入が発令されれば、参戦する意向であると発表しました。