露大統領が、クラスター爆弾使用に対する米の二重基準を批判

ロシアのプーチン大統領がクラスター爆弾使用に関するアメリカの二重基準を批判し、「アメリカはクラスター爆弾の使用を違法と認識しながら、ウクライナに提供している」と述べました。

米バイデン政権は去る7月、ウクライナにクラスター爆弾を含む軍備を提供しました。この措置は、多くの人権活動家や米議会議員からの反対に直面しました。

イルナー通信によりますと、プーチン露大統領は、ロシア南部ソチで行われたベラルーシのルカシェンコ大統領との会談で、「アメリカはクラスター爆弾の使用を戦争犯罪と認識していながら、ウクライナの代理勢力を通じてそれを使っている」と述べました。

その上で、「アメリカは問題に直面する度に、力や脅し、経済制裁を使ってそれを解消しようとする」と述べました。

また、北朝鮮が自国軍兵士をウクライナ戦争に派兵するのではないかとの憶測について、「根拠のないことだ」としました。

プーチン氏はこれについて、会談後の記者会見で、「ロシアには十分な兵力がある。外国人兵士を募集する必要はない」としました。

他にも、「北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記のロシア訪問により地域の緊張が高まる」とする西側諸国の見方について、「世界で最も脅威を生み出しているのはアメリカだ」と述べました。