9月 25, 2023 18:14 Asia/Tokyo
  • ナイジェリア・ザクザキ師
    ナイジェリア・ザクザキ師

ナイジェリア・イスラム運動の指導者であるザクザキ師が、「ニジェールの政治動向は、米国と欧州によるアフリカの支配が終わっていることを示すものだ」と語りました。

フランスのマクロン大統領は24日日曜、自国のシルヴァン・イッテ駐ニジェール大使が数時間以内に数人の外交官とともに本国に戻る予定であり、ニジェールに駐留させている部隊も年末までに撤収させると発表しました。

ザクザキ師は、ナイジェリア・アブジャで行った国際通信イランプレスとの独占インタビューにおいて、ニジェールで起きた新政府始動という新たな政治動向を、現地の人々の権力掌握に向けた目に見える兆候であるとしました。

同師は、「フランスがニジェールで幅をきかせていることは同国を貧しくさせている。ニジェールは現在、世界で2番目の貧困国だ」と述べました。

続けて、ニジェールには金やウランといった多くの天然資源があることに言及し、「フランスがこれらの資源をすべて自国の利益のために使っているため、ニジェールは貧しくなっている」としました。

また、「フランスの鉱物資源採掘によって、西アフリカ地域は汚染され、ガン発生率が増加している。人々の命が容易に失われているが、フランスは彼らへの医薬品支援も行っていない」と指摘しました。

その上で、「欧州と米国は、自分たちがアフリカを支配していた時代がすでに終わっていることを理解すべきだ。現在、アフリカの人々は立ち上がりつつあり、地域諸国の資源が現地のものだと訴えている」と強調しました。

そして、ニジェールの人々が自国の軍事政権を支持する理由を、「ニジェール軍が植民地主義者との関係を経ち切ったことから、同国の人々は今日、国軍の政権を支持している」と説明しました。

 


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