ナイジェリアでテロ相次ぎ、40人死亡
11月 02, 2023 16:49 Asia/Tokyo
ナイジェリアのテロ組織ボコ・ハラムによるテロが相次ぎ、民間人40人が殺害されました。
ナイジェリアでは近年、武装組織の活動が増加しており、これらの組織は誘拐、略奪、財産の破壊、民間人の殺害などに走り地域の安全をかく乱しています。
ロイター通信によりますと、ナイジェリア警察当局は1日水曜、「ここ数日間に同国北東部ヨベ州で発生したボコ・ハラムのメンバーによる攻撃で少なくとも民間人40人が死亡した」と発表しました。
地元筋によりますと、ボコ・ハラムの要員らはヨベ州で村民を銃撃し、17人を殺害しました。テロリストらは先月31日にも、地雷を埋めて爆破し、前日に葬儀から戻ってきていた村民少なくとも20人を殺害しました。
ボコ・ハラムはナイジェリア北東部ボルノ州でも多数の人を拉致し、殺害しました。ボルノ州は14年間にわたり、ナイジェリアにおける情勢不安と騒乱の中心地となっています。
テロ活動の拡大を受けて、ナイジェリアのボラ・ティヌバ大統領とその内閣は、国内の軍事・安全保障部門の強化を目的に28億ドルの予算を承認しました。
アフリカ大陸における貧困と飢餓の原因は干ばつだけではありません。この地域のほとんどの国では、多数のテロ組織の存在と絶え間ない紛争により、資金が枯渇し治安がかく乱されています。ナイジェリアは、テロ集団の活動により常時被害を受けている国の一つです。
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