国連事務総長が、核兵器廃絶を呼びかけ
(last modified Wed, 27 Sep 2023 07:02:19 GMT )
9月 27, 2023 16:02 Asia/Tokyo
  • 国連のグテーレス事務総長
    国連のグテーレス事務総長

国連のグテーレス事務総長が、「核の脅威を終わらせる唯一の方法は核兵器廃絶である」と強調しました。

グテーレス事務総長は26日火曜、毎年9月26日とされている「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」にちなんだ声明において、このように呼びかけました。

国連広報サイトによりますと、グテーレス事務総長は、「核兵器の使用、拡散、実験を阻止するために数十年をかけて獲得してきた前進が、帳消しにされようとしている」と警告し、核軍縮・核不拡散体制の強化を呼びかけました。

アメリカによる広島と長崎への原爆投下とその恐ろしく残酷な結果の後、国連指導の下で世界は核兵器廃絶に関して進歩してきましたが、それは現在では消え去りつつあります。

国連は、1946年に行った第1回総会で、決議第1号として国際原子力委員会の設置と、核兵器および大量破壊が可能なすべての兵器の廃絶を目指す事を定めました。しかし、世界には現在も約1万2500発の核兵器が存在し、核兵器を保有する国々はさらに、それらの最新鋭化のために長期計画を立て巨額の予算を充てています。

現在世界で核兵器を保有しているのは、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、パキスタン、インド、北朝鮮、シオニスト政権イスラエルです。

 


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