原油価格が一時5%高に、西アジア情勢悪化に懸念
(last modified Mon, 09 Oct 2023 11:52:28 GMT )
10月 09, 2023 20:52 Asia/Tokyo

シオニスト政権イスラエルとパレスチナの紛争による西アジア情勢緊張を背景に、9日月曜の国際原油市場に変動が生じ、主要な国際指標は一時、前営業日から5%以上高騰しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、市場データでは、英北海ブレント先物は日本時間9日午前の取引で、前営業日比で5.2%高となる1バレル=89ドルの高値をつけました。

また、米WTI原油先物も、一時1バレル=87.24ドルと5.4%高を示しました。ちなみに、日本時間9日午後4時半現在では、それぞれ86.92ドル(2.7%高)、85.39ドル(3.1%高)となっています。

一連の報道を受け、西アジア情勢悪化とそれによる今後の原油供給への懸念が生じ、市場価格が高騰した形です。

パレスチナ・ガザ地区を実効支配するパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスによる今月7日の大規模攻撃を受け、イスラエルは50年ぶりとなる正式な「戦争状態」に突入しました。

イスラエル側は、今回の攻撃で3000発を超えるミサイルが占領地内に撃ち込まれたとしています。

一方、ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っています。

イスラエルは報復としてガザ地区を空爆しており、一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられます。

 


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