スロバキア、親ロシア派政党含む連立政権樹立へ
(last modified Thu, 12 Oct 2023 08:54:31 GMT )
10月 12, 2023 17:54 Asia/Tokyo
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中欧スロバキアで、親ロシア派政党を含む連立政権が樹立する見通しです。

フランス通信によりますと、スロバキアの国民議会(一院制、定数150)選挙で、ウクライナへの軍事支援停止を公約に掲げ第1党となった中道左派「スメル(道標)」を率いるロベルト・フィツォ元首相は11日水曜、親ロシア派政党を含む連立政権を樹立することで合意したと発表しました。

連立を組むのは、親ロシア派「スロバキア国民党(SNS)」とスメルの分派である中道左派「声」です。  

SNSを率いるアンドレイ・ダンコ元国会議長は、反移民、ポピュリズムへの傾倒という点でフィツォ氏と価値観を共有しています。  

ダンコ氏は去る7月、ウクライナのロシア制圧地域について、「歴史的にウクライナの領土ではない」と述べていました。

ダンコ氏は親ロシア派として知られ、ロシアのプーチン大統領と握手したり、下院のビャチェスラフ・ウォロジン議長と自撮り写真を撮ったり、セルゲイ・ラブロフ外相を「親友」と呼んだりしています。

ウクライナ危機が長期化する中、ヨーロッパ諸国がそれぞれロシアに対し、今後どのような対応をするかが注目されます。

欧米諸国はウクライナ戦争の早期終結を目指し、ウクライナに相当量の軍事支援を行ってきましたが、それは皮肉にもこの戦争の長期化を招いています。

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