国連総会でガザ停戦決議が可決
(last modified Wed, 13 Dec 2023 11:53:46 GMT )
12月 13, 2023 20:53 Asia/Tokyo

国連総会は12日の会合で、パレスチナ・ガザでの停戦を求める決議を153カ国の賛成で可決しました。

この決議は、ガザでの即時停戦と人道支援の提供、捕虜の無条件解放を求めるもので、国連加盟国193カ国のうち153カ国が賛成しました。反対は10カ国、棄権は23カ国で、大半の国がアメリカやシオニスト政権イスラエルによる反対を押し切って、賛成票を投じました。

国連総会で可決されたガザ停戦決議はこれで2回目で、前回は人道支援を目的とした一時停戦を求める内容でした。

今回の決議は、ガザでの即時停戦と民間人の保護、捕虜の無条件解放、人道支援の提供を求めています。

議長を務めたトリニダード・トバゴのデニス・フランシス国連大使は、「ガザで起きていることは、民間人の殺害と明確な国際人道法の違反である」とし、犠牲者のうちおよそ7割が女性や子供であることに触れ、「ガザでは人道という概念が崩れつつある」と述べました。

パレスチナ自治政府のアブー・ラディーナ報道官は、今回の国連総会決議を歓迎し、賛成票を投じた国々に謝意を表明したうえで、「この決議が可決されたことは、世界のほとんどの国がパレスチナ国民とその理念を支持していることを示すものだ」と述べました。


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