12月 27, 2023 20:49 Asia/Tokyo

銃犯罪に関するデータを収集する非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」の統計から、今年全米で4万2000人以上が銃器や冷兵器によって死亡したことが明らかになりました。

GVAは2014 年から統計を発表しており、それによると今年まで4年連続で600件を超える集団銃乱射事件が全米で記録されています。

ロシア・スプートニク通信によりますと、GVAは26日火曜、最新の統計において、今年全米で2万3760人以上が銃による自殺で死亡したほか、1万8507人が誤射または銃による殺人、銃による自衛中に死亡したと発表しました。

これは、毎日約118人が銃により死亡している計算です。また、銃による負傷者も今年だけで3万5737人を記録しました。

この報告ではさらに、今年だけで650件以上の集団銃乱射事件が報告されたとされています。

また、銃により死亡した17歳未満の子供や青少年の数は1600人以上、4444人が負傷したということです。

さらに、警察との交戦で容疑者1412人が死亡し、警察側の犠牲者も46人に上っています。

アメリカの世論調査会社ピューの行った調査の結果からは、銃犯罪の増加が米国市民に武器の購入と所有を促す格好となっており、実際に米国民全体の72%が安全上の懸念および自衛目的で銃を所有している、または購入の意思があることを示しています。

確かなことは、バイデン政権が国内の銃犯罪の増加を批判しているにもかかわらず、その所持を制限するための決定的な措置を講じていないということです。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

 

タグ