アメリカでの殺人発生件数の高さ
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イギリスの新聞、インディペンデントが、「アメリカの一部の都市の生活は、中世の生活に似ている」としました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 11, 2016 13:02 Asia/Tokyo
  • アメリカでの殺人発生件数の高さ

イギリスの新聞、インディペンデントが、「アメリカの一部の都市の生活は、中世の生活に似ている」としました。

IRIBラシーディ解説員

インディペンデントは、10日日曜、報告の中で、「アメリカの一部の都市での生活に関する指標は、中世のシェークスピアの時代の指標と同じだ」としました。また、世界の人間の寿命は、1900年の2倍以上に増え、戦争で殺害される人の数は大幅に減少し、貧困の中で暮らす人の割合は最低のレベルになっているとしました。

オックスフォード大学の経済学者は、この統計に触れ、「このような世界的な健康や福祉は、各国の間で平等に広がっているわけではない」としています。例えば、アメリカでの殺人発生件数合は、10万人につき5.4人で、この割合は、1912年のイタリア、あるいは1600年のイギリスの殺人発生率と同じになっています。

インディペンデントは、「アメリカの都市ごとに見ても、結果は驚くべきものになる。ロサンゼルスでの2015年の殺人発生率は、シェークスピアの時代のイギリスのそれと同じであり、シカゴでの現在の生活は、犯罪や殺人に関する指標の点で、1700年のイタリアのそれに近い」としました。また、昨年のワシントンでの殺人発生率は、1400年のイギリスの政治家、ジェフリー・チョーサーの時代のそれを上回っている」としています。

また、「ボルチモアは、アメリカの大都市の中でも最も殺人発生率が高い」としました。

最近、アメリカでは、2人の黒人が警官によって射殺され、全土で大規模な暴力や衝突が発生しています。10日日曜にも、4日連続で、黒人2人の射殺に抗議し、アメリカ各地で大規模なデモが実施されました。

6日水曜夜にはミネソタ州で32歳の黒人が、また5日火曜には、ルイジアナ州バトンルージュで、37歳の黒人が、警官に射殺されました。この事件は、アメリカの警官の差別的で暴力的な対応に対する黒人の怒りを高めています。ニューヨーク、フロリダ、ペンシルベニア、その他の都市で、警官の対応に抗議するデモが行われました。

アメリカのオバマ大統領は、最近のこれらの出来事を痛ましい事件と呼び、武器が容易に入手できることが問題だとし、銃規制法の強化を訴えました。こうした中、ダラスでの抗議デモで警官5人が死亡した事件により、アメリカ各地の市民による抗議デモは新たな局面を迎えています。ミネソタ州とルイジアナ州の関係者は、暴動に対しては厳しい対応を取ると警告しました。

9日土曜夜、ミネアポリスのセントポールで、200人以上のデモ参加者が主要な道路を封鎖しました。彼らは警官に向かってペットボトルや石を投げつけました。この暴動により、警官21人が負傷し、102人が逮捕されました。

情勢不安の拡大が懸念される中、アメリカ各地では今も抗議デモが続けられています。様々な統計によれば、アメリカで、1876年から1965年の間に、毎年平均39人の黒人が、裁判が行われることなく処刑されたということです。また、昨年の1年間だけで、258人のアフリカ系アメリカ人が、警官によって射殺されました。