アフリカ連合議長、「国際社会はパレスチナに対する犯罪に目を瞑ってはならない」
2月 18, 2024 14:39 Asia/Tokyo
AUアフリカ連合のアザリ・アスマニ議長が国際社会に対し、パレスチナ・ガザ地区でパレスチナ人に対しシオニスト政権イスラエルが行う圧政と暴虐に目を向けるよう求めました。
カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、アスマ二議長は「国際社会はパレスチナ人に対して行われているイスラエルの暴虐と圧政に無関心であってはならない」と強調し、アフリカ諸国の首脳に対し、ガザ住民の苦痛を終わらせる支援するよう求めました。
また、ムーサ・ファキAU委員会委員長も、イスラエルの対ガザ攻撃を非難するとともに、「ガザ地区は今や完全崩壊の危機にさらされ、同地区住民の権利は全て奪われている」と述べています。
ファキ委員長はまた、「パレスチナ人は、完全な権利を享受するとともに国家主権のある独立した祖国を持てるべきだ」としました。
さらに、アフリカ諸国とパレスチナ国民との完全な同調・連帯をアピールするとともに、「ICJ国際司法裁判所の判断は、パレスチナ問題を支持する全ての諸国にとっての勝利に等しい」と語っています。
そして、「国際社会はパレスチナで今起こっている各種犯罪に目を瞑ったままではいられない。世界各国はパレスチナ国民の苦痛を終わらせ問題を解決することに関わっていくべきだ」としました。
スイスに本部を置く人権団体、ユーロ地中海人権モニターも報告の中で、「イスラエルは、ガザ地区にある6つの大学のうち5校を破壊した」としました。この報告によれば、ガザではイスラエルの侵攻が始まって以来、96人の大学教員が殉教したほか、8万8000人の学生が勉学の機会を奪われています。
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