英労働党が、ガザでの恒久的停戦を要求
キア・スターマー英国労働党党首が、自国議会でのパレスチナ・ガザ地区での戦争に関する議論開始を前に、同地区での恒久的な停戦を求めました。
スターマー党首は18日日曜、ガザ地区の恒久的な停戦を強調するとともに、「我々全員が身にしたいのは、恒久的な戦争終結である。恒久的な停戦こそが、今実現が必要とされていることだ」と述べました。
英労働党党首は以前にも、大量虐殺者たるシオニスト政権イスラエルによる防衛手段を持たないガザのパレスチナ人の殺害は耐え難いものだとし、ガザ地区への人道援助送付に向けてイスラエル政権による攻撃の停止を要求していました。
こうした中、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長とスナク英首相は18日日曜の会談で、ガザ地区への支援物資送付の重要性を強調しました。
また、AUアフリカ連合加盟国の各国首脳は同日、エチオピア首都アジスアベバで行われたAU第37回会合の最終声明で、ガザ地区に住む200万人以上のパレスチナ人に対しイスラエル政権が行う犯罪を強く非難するとともに、この地区への封鎖解除と恒久的な停戦を求めました。
AU各国の首脳らはさらに、ガザ地区の民間人に対する集団処罰および、彼らをエジプト・シナイ半島へ強制移住させる企みを非難する一方、ガザ地区封鎖の解除を要求しています。
また、一部諸国の対イスラエル支援および、この犯罪政権によるガザ地区での軍事作戦の続行を非難しました。
この声明はさらに、国際人道法の違反、病院やジャーナリストをはじめとしたメディア関係者・施設への攻撃、そしてシオニスト政権によるガザ戦争での禁止兵器の使用について、独立した国際的調査を行うよう求めました。
一方、パレスチナ人の権利を支持する運動を行うアメリカの団体は18日、ソーシャルネット「X」に、イスラエル占領政権のガザ戦争に関するジョー・バイデン米政権の政策を批判するとともに「米政府は悪だ」と投稿しました。
同団体はまた、「米国は、ガザ停戦に関する国連安保理の決議にMまたも拒否権を行使する予定だ。これにより、虐殺者たるイスラエル政権は、パレスチナ人に対する犯罪と攻撃をさらに続けるだろう」としています。
同団体の発表によりますと、アメリカ政府がガザ停戦を繰り返し阻止する中、占領者政権イスラエルは、停戦決議に拒否権が行使された2023年12月8日以来、1万3000人以上のパレスチナ人を殉教に至らせてきました。
この一方、アメリカ市民らは圧政下にあるガザの人々を支援するデモを実施し、パレスチナ人に対する虐殺に熱を挙げるシオニスト政権の行う戦争の即時停止を要求しました。