米バイデン大統領が、「イスラエルへのレッドライン」めぐり矛盾した発言
3月 11, 2024 18:58 Asia/Tokyo
アメリカのバイデン大統領がインタビューで、パレスチナ・ガザ南部ラファへの攻撃をシオニスト政権イスラエルに対する「レッドライン(越えてはならない一線)」としながら、イスラエル支持の継続を表明して「レッドラインはない」とする、矛盾した発言を行いました。
バイデン大統領は現地時間の今月9日、米MSNBCとのインタビューで、ネタニヤフ・イスラエル首相に対し米政府が設ける「レッドライン」について語った後、「イスラエルの防衛は依然重要だ。イスラエルの防空システムに影響が及ぶような武器供与停止のレッドラインはない」と述べました。
一方で同大統領は、シオニスト政権がガザに対し行う犯罪によりこれまでに3万人以上のパレスチナ人が殉教したことに触れながら、「イスラエルが(パレスチナ・イスラム抵抗運動)ハマスを見つけ出そうとする中で、さらに3万人のパレスチナ人を犠牲にするようなことは、あってはならない。彼らの行動の結果として奪われている罪のない人々の命には、より多くの注意が向けられるべきである」としました。
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