米とイスラエルが、国連特別報告者を脅迫
米国とシオニスト政権イスラエルが、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルによるジェノサイドに関する報告書を発表したことを理由に、国連のパレスチナ問題担当特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏を脅迫しました。
アルバネーゼ氏は最近、
「5カ月間にわたりガザでのイスラエルによる虐殺を分析した結果、複数の報告からイスラエルがガザでジェノサイドを行っていることが示された」
と語りました。
また、イスラエルの犯罪増大について懸念を示し、
「イスラエルによる意図的な国際法の原則の歪曲行為、暴力行為や大量虐殺、パレスチナ国民の殲滅を狙った試みを阻止する国際機関が存在すべきだ」
と述べました。
これに対し、アメリカがイスラエルとともにアルバネーゼ氏を「イスラエルに対する偏見に満ちている」と非難・脅迫したことが明らかになりました。
アルバネーゼ氏の報告は、イスラエル政権がアメリカの政治、軍、メディアの傘下のもとに庇護されているため、いずれの国際機関もイスラエルにガザでの虐殺に関して問責できないことを物語っています。
つい最近、国連安保理はガザ地区での即時停戦要求決議を採択しましたが、イスラエルは現在までのところ、この決議を履行していません。
2023年10月以来、イスラエル政権は西側諸国の全面的な後方支援のもと、パレスチナ・ガザ地区とヨルダン川西岸において、防衛手段を持たないパレスチナ被抑圧民に対する大規模な虐殺に着手しました。
最新の報告によりますと、イスラエル軍のガザ攻撃によりこれまでに3万2000人以上のパレスチナ人が殉教した他、7万5000人以上が負傷しました。
イスラエル政権は、イギリスの植民地計画および、さまざまな国からのユダヤ人のパレスチナ移住により1917年から計画され、1948年にその成立が宣言されました。それ以来、パレスチナ人虐殺と彼らの国土全体の占領を狙ったさまざまな大量殺戮計画が実行されてきています。