ロシア安保会議副議長、「西側は植民地体制を維持するためならいかなる試みも辞さない」
6月 19, 2024 14:26 Asia/Tokyo
ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長が、西側諸国が植民地制度の枠組みでの優位性を維持しようとしていることを指摘し、植民地搾取の時代は終わったと強調しました。
【ParsToday国際】ロシア当局は近年、常に世界における多極性を強調し、西側覇権主義者の目標に対して警告してきました。レバノンのアルマヤーディン・テレビが伝えたところによりますと、メドベージェフ副議長は「西側諸国は植民地制度の枠組みでの優位性を維持しようと画策している」とした上で「植民地搾取の時代は終了したが、植民地主義者の子孫は必死になって自分たちの遺産にしがみついており、こうした行動は西側諸国の経済政策、特に制裁政策に反映されている」と語りました。
メドベージェフ氏はロシア・サンクトペテルブルクで行われた「多極的世界のための世界的多数派」をテーマとする国際経済フォーラムの全体会合において、「国際的な制限は全て国際機関、特に国連憲章によってのみ実施可能だが、それにもかかわらずそうした一連の試みがなされている」と述べました。
また、「多くの国、特に西側諸国は覇権の維持や、天然資源および物的・人的資源の管理はもちろん、その結果として、彼らが過去数世紀にわたり慣れ切って来た植民地体制の維持のためならいかなる手段も辞さない」と指摘し、「我々は、国連憲章に謳われている国際法の基本原則を常に擁護すべきであり、無秩序な国際体制の押し付け、また西側諸国のみの利益となる体制を法に基づく国際体制と解釈するといった、国際体制の誤った解釈を狙うあらゆる試みに抵抗する必要がある」としました 。