6月 29, 2024 14:59 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮、「米の対ロシア代理戦争継続で新たな世界戦争に」

北朝鮮軍当局者が、「米国による対ウクライナ軍事援助の継続は新たな世界戦争につながる可能性がある」と表明しました。

パールストゥデイがイルナー通信の報道として伝えたところによりますと、北朝鮮軍高官の一人、朴正天 ( パク・ジョンチョン)氏は「ロシアにはウクライナに対するいかなる報復攻撃も選択する権利がある」と語りました。

また、「アメリカが対ロシア代理戦争の継続をウクライナに迫れば、より強力なロシアの反発と新たな世界大戦を招く可能性がある」と付け加えました。

さらに、北朝鮮の金康一(キム・ガンイル)国防次官も「米空母を朝鮮半島に派遣するという権力誇示は危険な行為であり、わが国の新たな驚異的抑止力の提示という扉を開くことになる」としています。

一方、米海軍関係者は「わが国の空母セオドア・ルーズベルトが、日韓合同軍事演習への参加のため先日、韓国のプサンに入港した」と発表しました。

こうした中、米下院は今年4月20日、608億ドルの対ウクライナ軍事支援策を可決しています。

このことをロシア大統領府のペスコフ報道官も指摘し、「米国の対ウクライナ軍事支援は世界規模の危機を悪化させるものであり、テロ活動への直接的な資金援助に当たる」として警告しました。

ロシア・ウクライナ間の戦争の長期化とその費用の増大により、戦争がウクライナ国境を越えて拡大することへの懸念が浮上し、多くのヨーロッパ諸国がウクライナ支援の反対に回りました。しかし、人的犠牲や甚大や費用を伴うこの戦争は、米のウクライナ支援により今なお続いています。

 

 


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