ドイツ軍もニジェールから撤退

ドイツ・ニジェール両政府の間で行われていたドイツ軍のニジェール駐留期間延長交渉が合意に至らなかったことから、同軍は8月31日までに、使用していた空軍基地および主要拠点を明け渡すこととなりました。

 この交渉決裂に先立っては、ニジェールの当局者および祖国防衛国民評議会が、ドイツ軍兵士に免責特権を与えることを拒否していました。ドイツ軍は2013年以降、ニジェールの基地を同国および隣国マリに駐留する部隊の補給拠点として使用していました。2023年7月に政権を掌握したニジェール祖国防衛国民評議会は、ドイツ以前にフランスおよびアメリカとの安全保障協定を破棄しており、このため二国の軍隊はすでにニジェールより完全撤退しています。

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