ウクライナへの武器支援続ける西側諸国
アメリカとその同盟国は、ウクライナに新たに防空システム5基を提供する予定です。
【ParsToday国際】NATO創設75周年を記念した式典が10日から米ワシントンで始まります。これに合わせてバイデン米大統領は、対空ミサイル「パトリオット」3基を含む防空システム5基を新たにウクライナに提供すると発表しました。提供するのは、米独ルーマニアの3カ国です。
これに関連してアメリカ、オランダ、ルーマニア、ウクライナの4カ国首脳は共同声明を発表し、オランダが4基目のパトリオットミサイル製造に向け、部品を提供しているところだとしました。
一方、今年の米大統領選に独自に立候補しているロバート・ケネディ氏は、米軍はウクライナに一切関与すべきでないとし、「ウクライナでの和平確立と数兆ドルの国費を我々に戻す時が来た」と訴えました。
こうした中、ウクライナの首都キエフにある小児病院にミサイルが直撃した問題について、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「ウクライナのミサイルによるもの」とし、「ロシア軍は軍事目標しか攻撃しない」と強調しました。
ロシアのネベンジャ国連大使もこれについて、「ノルウェーからウクライナに提供された防空システムから発射されたミサイルによる可能性が高い」としました。
ネベンジャ氏は、ウクライナの防空ミサイルが、軍事目標を狙ったロシアの攻撃を追跡する際に小児病院に落下したとし、それを裏付ける証拠も存在するとしました。
一方、ロシア国防省は9日、ウクライナによるロシア本土への無人機攻撃を迎撃したと発表しました。それによると、ウクライナの無人機はロシア西部ベルゴルド上空で迎撃されたということです。